2026年10月6日に放送された『ザ!世界仰天ニュース』2時間スペシャルでは、ある商法にのめり込んだ母親と、その影響を受けた家族の苦悩が再現VTRで紹介されました。
大量の商品に囲まれた生活や、ビジネスでの成功を夢見る母親の姿から、マルチ商法について気になった人も多いのではないでしょうか。
なかでも検索が集まっているのが「世界仰天ニュース マルチ商法 Amway」という組み合わせです。
番組に登場する商品や勧誘のエピソードがアムウェイと似ているように感じた人も多く、「番組のA社はアムウェイなの?」と気になるところですよね。
そこで当記事では、世界仰天ニュースで紹介されたマルチ商法の内容とアムウェイとの共通点を整理し、A社がアムウェイなのか、マルチ商法は違法なのかについて詳しく紹介します。
- 世界仰天ニュースのA社はアムウェイなのか
- 朝比ライオさんが経験したマルチ2世の実態
- アムウェイとマルチ商法・ねずみ講の違い
- アムウェイが過去に受けた消費者庁の行政処分
世界仰天ニュースのマルチ商法はAmwayなの?
今回の #世界仰天ニュース では、私が所属している「マルチ被害をなくす会」のメンバーが実名で取材に協力し、自身の体験が再現ドラマ化されるそうです。 彼はマルチ会員の子ども(マルチ二世)として苦しみ、一度は母親と関係を断絶しました。 それでも年月をかけて少しずつ関係を再構築していると言います。 私は母をマルチ商法で失いましたが、 ▼昨年の毎日新聞記事 https://t.co/WwsZRxLrH3 共通しているのは、お金の被害以上に家族が深く傷つくことです。 最近書いた母への note です。 ▶︎https://t.co/y3O5kK8KZf 同じような苦しみを抱える方に届きますように。 そして世間が少しでもマルチ商法がなくなる 世の中になるように動きますように。 #世界仰天ニュース #マルチ二世 #マルチ商法 #消費者被害 #拡散希望
— ウィンメディックス被害者の会 (@lovemasayosi29) October 5, 2026
結論からいうと、世界仰天ニュースで紹介された「A社」がアムウェイであると公式に明言された事実は確認できません。
ただし、番組で描かれた商品や家庭内の状況には、アムウェイが扱う商品と共通する部分があります。
番組公式の紹介では、ビジネスでの成功を夢見て謎の集会に参加する母親や、大量の商品に囲まれて困窮する家族、マルチ2世として育った男性の苦悩が紹介されています。番組内で特定企業名を断定していない点には注意が必要です。
一方、アムウェイについては、消費者庁が2022年に連鎖販売取引に関する行政処分を公表しています。世界仰天ニュースの内容とアムウェイの過去の事例を照らし合わせる場合も、番組のA社をアムウェイだと断定せず、共通点と確認できる事実を分けて見ることが重要です。
世界仰天ニュースのA社と朝比ライオの関係は?
世界仰天ニュース激アツな事件取り上げててヤバい。 https://t.co/LGQ3LCkPgH
— 道産子パラドックス💛💚&💜❤️ (@suzulunafan) October 6, 2026
世界仰天ニュースで紹介されたマルチ商法のエピソードを理解するうえで重要なのが、朝比ライオさんの実体験です。
朝比ライオさんは「マルチ被害をなくす会」の代表として、親や配偶者がマルチ商法に関わったことで苦しむ人の相談を受けています。
朝比ライオのプロフィールと活動
朝比ライオさんは、家族や本人のプライバシーを守るために活動名を使用しています。2022年3月に「マルチ被害をなくす会」を設立し、マルチ商法によって金銭面や人間関係で悩む当事者の支援に取り組んでいます。
本業では大手通信会社に勤務し、人工衛星や飛行機とスマートフォンを直接つなぐサービスの実現を目指す宇宙事業開発に携わっています。既婚で2児の父親でもあり、マルチ2世の問題を自身の経験から発信しています。
朝比ライオさんは2026年9月30日に番組予告についてXで発信し、10月2日には自身のnoteで番組制作や取材に協力したことを公表しました。世界仰天ニュースの放送をきっかけに、マルチ2世という問題を知った人も多いと考えられます。
マルチ2世として経験した家族の苦悩
朝比ライオさんの母親は、30年以上にわたってマルチ商法の会員を続けていたとされています。家庭には浄水器、空気清浄機、調理用鍋、サプリメント、プロテイン、調味料、洗剤などの商品が大量にあり、子どもたちも日常的に商品を利用するよう求められていました。
母親はマルチ商法で成功して両親と暮らせる二世帯住宅を建てる夢を持っていました。しかし、多額のローンを組んだ後、父親の勤務先が倒産したことで家計が困窮し、子どもたちのお年玉や奨学金の一部まで住宅ローンの返済に使われたとされています。
成人後も朝比ライオさんと兄弟は、母親に合計約1000万円を渡して援助しました。両親はマルチ商法をめぐって衝突を繰り返し、最終的に離婚しています。家族への影響は金銭問題だけではなく、親子関係や夫婦関係にまで及んだ事例です。
A社で扱われていた商品とアムウェイの共通点
A社の商品として語られている浄水器、空気清浄機、ステンレス製の調理用鍋、サプリメント、プロテイン、調味料、洗剤などは、アムウェイが扱う商品カテゴリーと共通しています。商品構成だけを見ると、アムウェイを連想する人がいるのも不思議ではありません。
ただし、A社=アムウェイと断定できる公式情報は確認されていません。番組や朝比ライオさんの体験談では企業名が匿名化されているため、商品やエピソードの類似性だけで企業名を特定するのは避ける必要があります。
世界仰天ニュースの内容を確認する際は、「アムウェイと似ている部分がある」という事実と、「A社がアムウェイである」という推測を分けて考えることが大切です。
アムウェイはマルチ商法で違法なの?
懐かしいなw ザ!世界仰天ニュース 風の広告じゃねーかw https://t.co/ze4fMyBAKx
— ハッセー (@hasse0209) October 1, 2026
アムウェイとマルチ商法を考える場合、「マルチ商法という仕組み」と「違法な勧誘行為」を分けて理解する必要があります。
アムウェイは連鎖販売取引に該当しますが、連鎖販売取引そのものが一律に禁止されているわけではありません。
アムウェイとマルチ商法の違い
アムウェイとマルチ商法は、別のものとして比較するより、アムウェイがマルチ商法に該当する事業者の一つと考えると分かりやすいです。マルチ商法は、法律上の「連鎖販売取引」を指す一般的な呼び方として使われています。
連鎖販売取引では、商品やサービスの販売だけでなく、新しい会員を勧誘して組織を広げる仕組みが存在します。アムウェイも会員が商品を販売したり、新しい会員を紹介したりする仕組みを採用しています。
したがって、「アムウェイはマルチなのか」という疑問に対しては、アムウェイは連鎖販売取引を行うマルチ商法の企業と整理できます。ただし、マルチ商法と聞いた時点で、すべての取引が違法になるわけではありません。
ねずみ講との決定的な違い
マルチ商法と混同されやすいのが、違法な「ねずみ講」です。ねずみ講は無限連鎖講とも呼ばれ、後から加入する人が支払った金銭を上位者に配分する仕組みで、法律によって禁止されています。
一方、連鎖販売取引では商品やサービスを介した取引が存在し、法律上のルールに従って運営される場合があります。アムウェイが「ねずみ講ではない」と説明される背景には、実際の商品を販売する仕組みがあることが挙げられます。
ただし、ねずみ講ではないことと、どんな勧誘でも合法であることは別問題です。連鎖販売取引でも特定商取引法上のルールに違反する勧誘を行えば、行政処分などの対象になります。
2022年の消費者庁による取引停止処分
日本アムウェイ合同会社は2022年10月14日、消費者庁から特定商取引法に基づく行政処分を受けました。消費者庁が問題視したのは、会員が勧誘する際に会社名や勧誘目的を明らかにしなかった行為などです。
処分では、新規会員の勧誘や申し込みの受付、契約締結などについて6か月間の取引停止命令が出されました。さらに、法令遵守のための再発防止策を構築するよう指示されています。
この行政処分から分かるのは、アムウェイの事業形態そのものと、会員が行った具体的な勧誘行為を分けて考える必要があるということです。マルチ商法だから即違法なのではなく、特商法のルールに違反した勧誘が問題になります。
アムウェイはなぜ捕まらないと言われる?
アムウェイ勧誘パーティーに来ています。 https://t.co/saIp5eWOZu
— ぼのぼのですよ (@bonobonodesuyo) July 11, 2020
「アムウェイはなぜ捕まらないの?」という疑問が出る背景には、マルチ商法と犯罪行為が混同されていることがあります。
実際には、違法な勧誘には行政処分や刑事上の問題が生じる可能性があり、何をしたかによって扱いが変わります。
合法な連鎖販売取引と違法な勧誘の違い
連鎖販売取引は、法律で一定の規制を受けながら認められている取引形態です。そのため、連鎖販売取引を行っているという理由だけで、会社や会員が直ちに逮捕されるわけではありません。
一方で、勧誘目的を隠して人を誘い出したり、法律で禁止されている方法で勧誘したりすれば問題になります。2022年の日本アムウェイに対する行政処分も、会員による勧誘方法などが特定商取引法に違反したことが理由でした。
つまり「捕まらない」というより、合法な取引と違法行為では法的な扱いが異なると考えるべきです。違法行為が確認されれば、行政処分や場合によっては刑事責任につながる可能性があります。
違法になる勧誘行為とは
連鎖販売取引では、勧誘する前に相手へ会社名や勧誘目的などを明らかにすることが重要です。友人から「面白いイベントがある」「料理を教える」などとだけ伝えられ、実際には別の場所で入会を迫られるようなケースには注意が必要です。
断っている相手に繰り返し勧誘したり、契約について重要な事実を伝えなかったりする行為も問題になります。世界仰天ニュースをきっかけにマルチ商法について調べている場合は、勧誘の言葉だけではなく、契約前に必要な説明が行われているかを確認することが大切です。
不安を感じた場合は一人で判断せず、消費生活センターなど第三者へ相談する方法があります。契約済みの場合も、契約内容や勧誘の経緯を整理してから相談すると、状況を伝えやすくなります。
アムウェイをやってる人のあるあるとは?
これがアムウェイとニュースキンの招待か。。。 #アムウェイ #ニュースキン #amway #nuskin #ネズミ講 #マルチ #詐欺 https://t.co/g9P3XRjcOv
— 詐欺撲滅 (@777bokumetsu) May 5, 2022
アムウェイをやっている人について検索される「あるある」には、勧誘方法や商品紹介、セミナーなどに関する体験談があります。
ただし、個々の会員すべてに当てはまるわけではないため、あくまで一部の体験談として見る必要があります。
500円料理教室や洗剤の実験
体験談として挙げられるのが、料理教室や洗剤の実験などを入口にした勧誘です。「500円で料理を教えてもらえる」「面白い実験を見せる」と誘われ、参加した後に商品や会員登録を勧められたという経験談があります。
洗剤については、市販品と自社製品を比較するデモンストレーションを見せ、商品の魅力を伝えるケースが語られています。商品そのものへの関心から参加した人が、予想していなかったビジネスの話を聞くことになる場合があるため、勧誘目的が明確かどうかは重要です。
料理教室や商品デモ自体が違法という意味ではありません。問題になるのは、最初から勧誘目的を隠して誘い出すなど、法律で定められたルールに反する行為です。
高額鍋やサプリメントを勧めるケース
アムウェイに関する体験談では、ステンレス製の鍋やサプリメント、プロテインなどが頻繁に登場します。世界仰天ニュースで紹介された家庭にも調理用鍋やサプリメントなどが大量にあったため、アムウェイとの共通点として注目されています。
また、会員自身が商品を日常的に使い、家族や友人にも商品の利用を勧めるケースがあります。商品の品質や価格について納得して購入するなら別ですが、収入やランク維持を目的として必要以上の商品を購入する状況には注意が必要です。
特に家庭の生活費を圧迫するほど購入している場合は、単なる買い物ではなく家計の問題になります。商品を購入する前に、必要性や支払総額、返品・解約条件を冷静に確認することが大切です。
表彰式やセミナーで使われる言葉
マルチ商法に関する体験談では、成功者が登壇する表彰式やセミナー、ラリーなどに参加したという話もあります。「夢を叶える」「一歩踏み出す勇気」「自由な生活」といった自己啓発的な言葉が使われるケースもあります。
成功した会員の華やかな生活を見せることで、参加者のモチベーションを高めるイベントもあります。SNSに旅行やパーティー、表彰式の写真を投稿する人がいるため、外から見ると非常に魅力的なビジネスに感じることもあるでしょう。
ただし、成功者の姿だけで収益性を判断するのは危険です。参加する場合は、平均的な収支や必要経費、商品購入額など、生活に直結する数字まで確認することが重要です。
アムウェイがやばいと言われる理由と注意点
再度、アムウェイ勧誘パーティーに来ています。 そろそろクロージングされねーかな? クロージングされたらガン詰論破する準備は出来ている。 今回は小型カメラ買ってあるから、 しっかりとパーティーの様子を撮影できてる。 えちも出来る可能性がある。 https://t.co/lPt7HaFwHr
— ぼのぼのですよ (@bonobonodesuyo) August 7, 2020
アムウェイが「やばい」と検索される背景には、マルチ商法そのものへの警戒だけでなく、金銭問題や人間関係、家族への影響があります。
世界仰天ニュースのマルチ2世の事例からも、本人だけではなく周囲の家族まで影響を受ける可能性が分かります。
金銭的な負担や買い込み
マルチ商法で問題になりやすいのが、商品を必要以上に購入してしまうことです。本人が「成功するため」「ランクを維持するため」と考えて購入を続ければ、家計に負担がかかる可能性があります。
特に高額な鍋や家電、浄水器などを複数購入したり、サプリメントや日用品を継続的に購入したりすると、毎月の支出は大きくなります。収入より支出が上回っている場合、ビジネスを続けるほど生活が苦しくなる可能性もあります。
「成功すれば元が取れる」という期待だけで購入を続けないことが重要です。家計簿で実際の収入と支出を確認し、生活費や貯蓄を圧迫していないか冷静に判断する必要があります。
家族や友人との人間関係への影響
マルチ商法の大きな問題として、人間関係への影響があります。友人や家族を勧誘対象にすると、ビジネス上の関係と私生活の関係が混ざり、断られた場合に気まずくなることがあります。
朝比ライオさんの体験では、母親のマルチ商法によって家計が困窮し、両親の離婚や姉との絶縁にもつながりました。マルチ2世という問題は、会員本人だけではなく、子どもの人生にも影響する可能性があります。
家族が反対している場合に「成功を邪魔している」と決めつけるのではなく、実際の収支や契約内容を第三者と一緒に確認することが大切です。感情的な対立を避けながら、生活を守る視点で話し合う必要があります。
身近な人がハマった場合の対処法
家族や友人がマルチ商法に深く関わっていると感じた場合、最初から本人を強く否定すると反発を招く可能性があります。まずは本人がいくら使っているのか、借金があるのか、生活費まで使っていないかなど、具体的な状況を確認することが大切です。
家族の生活費や貯蓄が流用されている場合は、口座や資金を分けるなど、生活を守るための対応も検討する必要があります。契約や勧誘に問題があると感じた場合は、消費生活センターや法律の専門家へ相談する方法があります。
世界仰天ニュースをきっかけに自分の家族や知人について心配になった場合も、ひとりで抱え込む必要はありません。本人を責めることより、家計と生活を守りながら第三者の力を借りることを優先してください。
まとめ
当記事では、世界仰天ニュースのマルチ商法とアムウェイの関係について紹介しました。番組で紹介されたA社について、アムウェイであると公式に明言された事実は確認できませんが、浄水器や鍋、サプリメントなどの商品には共通点があります。
朝比ライオさんは自身の経験を通じて、マルチ商法が本人だけでなく家族にも深刻な影響を与える可能性を伝えています。アムウェイは連鎖販売取引を行う企業であり、マルチ商法そのものと違法行為は分けて考える必要があります。
また、日本アムウェイは2022年に消費者庁から6か月間の取引停止命令を受けています。勧誘目的を隠すなど、法律に反する勧誘には注意が必要です。
身近な人の勧誘や家計への影響に不安を感じた場合は、感情的に対立するのではなく、収支や契約内容を確認し、必要に応じて第三者へ相談しましょう。世界仰天ニュースをきっかけにマルチ商法について知った人も、正確な情報をもとに冷静な判断をすることが大切です。