最近、「観光ビザでも日本の運転免許証に切り替え可能」という“外免切替制度”が話題になっています。
外国人観光客でも比較的簡単に免許を取得できるこの制度、その“犯人”ともいえる仕組みはどのように生まれたのでしょうか?
今回の記事では、やさしく、詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
外免切替制度って何?制度の基本的な仕組み
「外国人観光客でも簡単に免許がとれた」非難殺到の“外免切替”制度の見直しを妨げていたのは“自民党の重鎮”だった
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— 週刊文春 (@shukan_bunshun) July 19, 2025
「外免切替制度」は、海外で取得した運転免許証を、日本のものに“切り替える”仕組みです。
通常、日本で運転免許を取るには、学科・実技試験をクリアする必要がありますが、外国の免許を持っていれば手続きとかんたんなマークシート試験(計10問)だけで、日本語の免許証を取得できます。
制度の目的と導入経緯
元々は、日本人が外国で運転免許を取得したときに、日本でもその免許で運転できるようにする目的でした。
しかし、最近では海外からの観光客や短期ビザで訪れた人たちもこの制度を利用できるようになっていたため、広く利用されていました 。
短期滞在者にも門戸が開かれていた理由
制度を運用していた当初、通称「ホテル住所」でも申請が可能で、観光客でも気軽に申請できる仕組みだったため、事実上観光客でも簡単に日本の免許を取得できてしまう状況が生まれていました 。
制度の“甘さ”が招いたトラブルと事故の実態
これの事ですよね。
日本を壊した政治家の1人。
どれだけの日本国民が犠牲になったか…
二階と同じく、生きている内に責任を取らせなければならない人間です。逃げは許されない… pic.twitter.com/pdy37XuO3m— ひろhiro (@hiro30584598) July 19, 2025
こうした制度の”ゆるさ”が、思わぬ事故につながる事例も増えてきました。最新の報告では以下のような問題点があります:
- 年間で数千件の外国人ドライバーによる交通事故が発生
- 2025年5月、埼玉県三郷市では小学生がひき逃げ被害に遭う重大事故も起きている}
- 事故後、加害者が国外へ帰国し連絡が取れなくなるケースも目立つ
こうした状況により、制度が世間や行政から「甘すぎる」と批判され続け、信頼性の低下が強く懸念されるようになりました。
警察庁が動いた!制度厳格化の背景と改正内容
— pulse (@pulseartbali) July 19, 2025
問題が顕在化したことを受けて、警察庁は制度の抜本的見直しを決断。
厳格化を実現する見通しです 。
改正の目的は?
主な狙いは以下の通りです:
- 交通事故の抑止と安全確保
- 制度に対する社会の信頼回復
- ID確認の徹底及び居住実態の把握
改正後の具体的な変更点
項目 | 改正前 | 改正後 |
---|---|---|
試験形式(学科) | イラスト入り10問中7問正答 | 文章のみ50問中45問正答(90%) |
技能試験 | 基本運転のみ | 踏切・横断歩道など実践項目追加 |
住所確認 | ホテル住所や滞在証明で可 | 原則住民票必須、観光客除外 |
これにより、観光客らの無秩序な利用を防ぎ、安全性の担保と制度の信頼維持が図られます。
観光客・短期滞在者はどうなる?影響をチェック
そいつも同罪。 https://t.co/jcPxxMMaqs
— ゴールドマン・ソックス (@inside_6or9) July 19, 2025
改正後、観光ビザや3か月以内の滞在者は外免切替の対象外となります。これにより、
- ホテル滞在者が簡易申請で免許取得できなくなる
- 住民票がないため、日本居住の証明が必要
- 外交官や軍関係者など一部例外者のみ申請可
といった変化が生まれます。
これから免許を切り替えたい人へのアドバイス
このアンケートを見たとき、驚いた顔をして「外国人労働者に頼るべきが予想よりも少ない、50%以上だと主いった」と言ったのが菅義偉。
業界団体の声ばかりを聴き、庶民の声を聴かない政治家。 pic.twitter.com/gJbb1BRYyp— DragonFly 千葉5区(市川南部・浦安)保守&自由主義 (@glory_japan) July 19, 2025
2025年10月以降の申請には、以下の点に注意してください
- 住民票の取得が最重要
- 学科・技術試験に向けた本格的な学習が必要
- 書類不備や試験免除ルールを事前確認すること
特に学科は50問中45問、技能試験も検定項目が増えるため、事前に充分な対策が必要です 。
「犯人」は制度構築者と現実のニーズ
クルド人も管さん https://t.co/jmKqHZylkO
— sumikakumei (@yuakipp) July 19, 2025
制度を導入した“犯人”は誰か?
一概に答えるのは難しいですが、
遅きに失した背景には、第二次安倍政権から官房長官を務めた菅義偉元首相の存在があったようです。
菅氏は外国人観光客や労働者の受け入れ拡大を進めた中心人物。
政権発足当初、警察庁や法務省は犯罪が増えると拡大策に反対したが、菅氏は
『それを取り締まるのが仕事だろう』
と主張。
こうした経緯から、菅氏への忖度で改正案は先延ばしにされてきたのです。
・元々、日本人の海外免許保有者の利便性のために作られた制度
・インバウンド需要が高まる中、申請の壁が低く設計されたこと
・結果として“短期滞在者でも申請できる抜け穴”ができてしまったこと
こうした複合的な要素が、現在の“甘い制度”の土台になっていたといえるでしょう。
今後は誰にとっても安全で公平な制度へ
まて、それはコウメイの罠だ
— とら (@30MG4hqWCh69379) July 19, 2025
改正後は観光客による乱用が抑制され、日本在住者が必要な条件を満たせば合法的に手続きが可能です。
制度が本来の目的――安心・安全・公平を担保するために機能する社会インフラとして運用されていくことが期待されます。
交通安全と社会の信頼を両立させるための今回の改正。外国人も日本人も、互いに安心して車を運転できる環境整備として注目されます。