6月17日放送の『マツコの知らない世界』では、慶應義塾大学に通う現役女子大生で世界チャンピオンの力士・長谷川理央さんが登場しました。
スタジオでは実際に取り組みを披露し、「女子相撲」のダイナミックな魅力を視聴者に伝えました。
身長182cm・体重135kgという圧巻の体格、そして鋭い立ち合いはテレビ初披露となり、マツコ・デラックスさんもその迫力に圧倒されました。
番組を観た視聴者からは驚きと称賛の声が相次ぎ、“女子相撲”というジャンルへの注目が一気に高まりました。
SNS上では
「#女子相撲チャレンジ」
「#マツコ歓喜」
などのハッシュタグが拡散し、話題沸騰。
X(旧Twitter)の公式アカウントが番組の予告映像を投稿したことが引き金となり、関連ポストが急増しました。
さらにTikTokでも、立ち合いの動きを真似た動画が5万回〜10万回の再生数を記録。
特に若い世代から
「こんなに迫力あるなんて知らなかった」
「日本の伝統がかっこいい」
といった好意的な反応が続出しています。
「マツコの知らない世界 女子相撲」で何が放送されたか
【火曜日のテレビ】
マツコの知らない世界 (TBS 20:57~)
『イメージ激変!パリコレ注目刺繍アイテム▼女子力士VSマツコ』
【MC】 マツコ・デラックス
【ゲスト】
刺繍の世界…洋輔さん
女子相撲の世界…長谷川理央さんhttps://t.co/gxRLl6djeq#マツコの知らない世界— 歴史情報局ときどき墓マイラー (@rekishi_info) June 16, 2025
現役世界女王・長谷川理央さんの登場
6月17日放送の『マツコの知らない世界』では、世界の頂点に立つ女子相撲界のホープ、慶應義塾大学所属の長谷川理央さんが出演しました。
彼女は身長182cm・体重135kgの圧巻の体格を誇り、国際大会での優勝歴を持つ現役チャンピオン。
スタジオではそのパワーと実績を裏付ける技術を、実際の動きを交えて視聴者に披露しました。
凛としたたたずまいと堂々たる風格を見せつける一方で、取り組みの瞬間には爆発的な力強さを発揮。
マツコ・デラックスさんも彼女の姿に深く感動し、「こんな力士が実在するの?」と目を丸くしました。
マツコ・デラックスの鋭い観察と本音
マツコさんは、長谷川さんの繊細かつ堂々とした受け答えや、丁寧な礼儀作法に深く感心。
「これはもはや武道としても芸術的」と表現し、女子相撲の精神性に触れるコメントを残しました。
さらに、「正直、相撲って男性のものだと思い込んでた」と率直に語りつつ、女子相撲という未知の分野に新鮮な驚きを感じている様子が見て取れました。
合間にはマツコさん特有のユーモアも炸裂し、スタジオを和ませる場面も多数ありました。
実演シーンで見せた圧巻の取り組み
番組中盤には、長谷川さんによる模擬取り組みが行われ、観覧者やスタッフが静まり返るほどの迫力が展開されました。
本格的な土俵ではなくテレビセット上での実演にもかかわらず、その一瞬の立ち合いには雷のような衝撃音が響きました。
マツコさんは間近でその一部始終を目撃し、「あれ、床揺れてない?」「わたし、ちょっと浮いたかも」と驚きを隠せない様子。
その反応からも、長谷川さんの技と力のリアルなインパクトが、画面越しにも伝わっていたことがわかります。
女子相撲とは?魅力と背景
女子相撲の起源と現在の国際的な動き
女子相撲のルーツは非常に古く、古代日本では神事や宮廷での儀式に組み込まれていたとされています。
江戸時代には見世物や娯楽として人気を集めましたが、明治時代になると社会的な背景から一時的に活動が制限されました。
その後、20世紀後半に再び女子の相撲競技が復興。
1997年には全国規模での女子相撲大会が日本で初開催され、以降は安定して年次大会が実施されています。
現在では「日本女子相撲連盟」が中心となり、世界各国と連携した国際大会も行われています。
最近では、2025年4月13日に大阪・堺市で「国際女子相撲選抜堺大会」が開かれ、海外からの参加選手も含めて活気に満ちたイベントとなりました。
この大会では、複数の階級でトーナメント形式の試合が行われ、ウクライナのジュニア力士・ベロニカ・パウリチェンコさんが65kg未満級で準優勝するなど、国際レベルの熱戦が繰り広げられました。
国内で育つ女子力士たちと期待の星たち
日本国内では、高校や大学を中心とした女子相撲の育成環境が整備されつつあります。
選手たちは全国大会などを通じて経験を積み、国際舞台でも成果を残しはじめています。
2024年10月13日に開催された「第29回全日本女子相撲選手権」では、立命館大学の柴田歩乃佳さんが65kg未満級で準優勝を飾り、団体戦でも京都府チームの3位に大きく貢献しました。
また、慶應義塾大学に在籍する長谷川理央さんは、同年10月のポーランド世界選手権で中量級の世界王者に輝き、日本代表の看板選手として注目されています。
加えて、中学生の阿部奈々さんは全国中学相撲大会の重量級で複数回の優勝経験を持ち、次代の女子相撲を担う逸材として将来を期待されています。
競技としての魅力と現代的な演出要素
近年の女子相撲は、スポーツとしての完成度だけでなく、視覚的な演出やSNSでの広がりが注目を集めています。
InstagramやX(旧Twitter)などのプラットフォームでは、選手たちのトレーニング動画や大会での名シーンが数多くシェアされ、フォロワーを着実に増やしています。
また、全国高校女子相撲選手権では試合ごとの演出が工夫され、選手紹介のVTRや照明効果などを活用することで、より観客を引き込むスタイルが導入されています。
このような試みが、伝統文化としての相撲に新しい魅力を付加し、若者や女性を含む幅広い層からの注目を集める要因となっています。
競技とエンターテインメントを融合させた女子相撲は、今後さらに発展していく可能性を秘めています。
SNS・ネットでの反響と視聴者コメント
マツコの知らない世界見てて思うけど、プロレスとか野球とか相撲とか格闘技とかの試合観て男性アスリートに「かわいい」って言う女子ファンとは絶対仲良く出来ない自信があるから野郎としか一緒に応援出来ない……
— 7月の雨⚡️🐻🐻 (@7deadlysins723) September 27, 2016
明日マツコの知らない世界で女子相撲やる!!!😭ありがたい!勉強させていただきたい!
— 明ノ海とうてつ (@LwwMqmgkBUWr5pR) June 16, 2025
TikTok・X(旧Twitter)での話題拡散状況
放送前から女子相撲に注目が集まり、特にX(旧Twitter)上では関連投稿が増加傾向にありました。
番組公式アカウント(@tbsmatsukosekai)では、「#女子力士世界一登場」や「#マツコVS女子相撲王者」などのタグが使われ、6月11日以降、告知ツイートが多発。
これにより放送への期待感がユーザー間で広まりました。
一方TikTokでは、番組終了後から「#女子相撲チャレンジ」というタグがトレンド入り。
力強い立ち合いの動きを再現した動画が多数投稿されており、投稿ごとの再生数は平均で5〜10万回。
特に10代〜20代のユーザーを中心に、「カッコいい」「衝撃的すぎる」など、ポジティブな反応が数多く見られました。
「マツコ歓喜」で湧いた視聴者のSNS反応
放送が終わるや否や、Xには熱量の高い反応があふれました。
「マツコの反応がガチだった」「感動して泣いた」など、リアルタイムで視聴したユーザーの投稿が次々に拡散。
番組のクリップ映像には、6月17日夜だけで5万以上の“いいね”が集まりました。
また、「力強いのに品がある」「マツコとの距離感が絶妙だった」といった、礼儀や対話シーンに対する共感の声も多数。
感情を表現する絵文字(🔥👏😍など)を使った反応が多く、視聴者の興奮ぶりがダイレクトに伝わってきます。
投稿数は通常回の3倍近くに達したとされ、SNSが番組の“第二会場”として機能していることが鮮明に表れました(公式数値は未発表)。
「女子相撲×マツコ」が検索で急上昇
6月17日以降、「女子相撲 マツコ」や「マツコ 女子力士」といった検索キーワードが急増し、Googleトレンドでも目立った上昇を記録しました。
特に番組終了後の夜9時〜11時がピークで、検索数は前週比で3倍以上に。
番組内容に関する記事や感想ブログも次々にアップされ、ネット上での情報需要が一気に拡大。
「圧倒的な衝撃」「予想を超えた展開」「新ジャンルの魅力発見」といったワードが繰り返し引用され、検索トレンドを後押ししています。
この現象の背景には、「女子相撲という未知のジャンルへの驚き」「マツコさんとの異色コラボ」「リアルな緊張感が生んだスタジオの臨場感」があり、
これらがSNSと検索行動を連動させ、大きなバズを生んだと考えられます。
女子相撲はどこへ向かう?
番組放送後の大会スケジュールと注目イベント
『マツコの知らない世界』で女子相撲が特集されて以降、競技の注目度はさらに上昇。
国内では、6月10日に「全国女子相撲選抜ひめじ大会」、7月1日には「全国学生女子相撲選手権」、さらに7月15日には「全日本女子相撲岐阜大会」が開催予定となっており、選手たちの意気込みも高まっています。
また、9月20日には大学生と高校生が一堂に会する「全国学生女子相撲選手権大会」および「全国高等学校女子相撲選手権大会」が立川市で同時開催予定。
これにより、大会規模や観客動員数の増加が期待されています。
若手力士たちの飛躍と海外での活躍
国内の大会に加え、女子相撲の国際化も加速しています。
2025年4月に堺市で実施された「国際女子相撲選抜堺大会」には各国から精鋭が集まりました。
この大会でウクライナ代表のベロニカ・パウリチェンコ選手が65kg未満級で準優勝を果たすなど、国際舞台での日本と海外選手の競演が話題に。
国内の中高生世代からも有望選手が次々と頭角を現しており、将来的な世界大会での活躍が大いに期待されています。
女子相撲が持つエンタメ価値と収益化への課題
女子相撲をスポーツとエンターテイメントの両面から支える取り組みも進行中です。
大阪・なんばの「THE SUMO HALL 日楽座OSAKA」では、迫力あるライブショーや実際に体験できる相撲アクティビティが人気を集め、
年間来場者数は36,000人を突破。2025年5月末には開業1周年を迎えました。
このような施設では、女性観光客や外国人旅行者もターゲットにしており、女子相撲の新しいプロモーションの場として注目されています。
しかしながら、現時点ではトップ層のプロ化や安定的な収益モデルの構築は道半ば。
選手のキャリア形成やスポンサーシップの拡大といったテーマが、競技の未来を左右する大きな要素となっています。